2022年1年間を頑張った自分へのご褒美としてヘッドホンを探していたところ、選ばれたのがSONYのノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM5」。
BOSEやゼンハイザーの商品も購入候補に上がっていましたが、初代モデルMDR-1000Xを使用してかなり満足した経験があったこともあり、今回は世代を飛んで後継機のWH-1000XM5に決めました。
このWH-1000XM5から本体のデザインがより美術的な造形に変わり、音質に関しても世間の評価通りクセのない良い音なので、このヘッドホン嫌いな人はいないだろうなという印象。
1ヶ月使ってきて実は2つ不満点もあったのですが、最終的な感想は購入してよかったヘッドホンでした。
ということで、本記事ではSony「WH-1000XM5」を購入者目線でレビューしていきますので参考になったら幸いです。
WH-1000XM5にぴったりなおしゃれなヘッドホンスタンドも購入したので、よかったら覗いてみてください!
- 高級感の漂うデザインにフルモデルチェンジ
- 全体的にフラットでクセのない綺麗な音質
- iPhoneのApple Musicで聴いても十分満足できる音質
- デフォルト設定のままだと低音が強調されていて、全体の印象が重い
- 本体の折り畳みができない
デザインと特徴
まず最初にWH-1000XM5の外観を確認していきます。
このモデルから刷新されたデザイン。
これまでのモデルから漂っていた重厚な印象から一転、ヘッドバンドの調整にスライダーを採用したことや、ハウジングのフィッテング機構を内蔵化して見える部分の無駄を削ぎ落としています。
引き算の美学ってやつですね()
ヘッドバンドとイヤーパッドに採用されたソフトフィットレザーのスムースな質感と、マットブラックの塗装がシックで大人っぽい。
さりげないゴールドのSONYロゴもワンポイントになっていておしゃれです。
実は先日このヘッドホンをつけて歩いている男性を見かけたのですが、ヘッドホンのデザインが良すぎてファッションアイテムの一部として見ても全く違和感を感じませんでした。
WH-1000XM5のメリット・よかった点
ここからSONY「WH-1000XM5」を使用して個人的に思ったメリットとよかった点を3つ紹介していきます。
スムースレザーとマット塗装で高級感の漂うデザイン
私がヘッドホン選びでWH-1000XM5に決めた理由の1つが高級感のあるデザイン。
最終的にはゼンハイザーのMomentum 4 Wiressとどちらを購入するか悩んでいたのですが、デザイン性と質感はこちらの方が高いと判断してこちらのヘッドホンを購入しました。
バンド部分とイヤーパッドの部分に柔らかいレザーを使用しており、肌の触れる部分は柔らかくスムースな質感に。
アームの長さ調節も一見するとこのヘッドホン長さを調整できないのではないかと思うほど、分かりづらくなっています。
このシンプルなデザインをマットブラックで仕上げて、アクセントでブランドロゴをゴールドの塗装で仕上げてあるのがとてもかっこいい。
現在WH-1000XM5のカラー展開は私が購入したブラックかベージュの2色のみとなっていますが、そのうちホワイト色も限定版などで追加されると良いですね。
サイレントホワイトのWH-1000XM5が出たら買っちゃいそうだなぁ。
全体的にフラットでクセのないクリアな音質
続いてのメリット・よかった点はもちろん音質。
後ほどデメリット・イマイチな点でも上げさせていただくのですが、実はデフォルトの音質は私の好みではなかったです。
一番最初にとりあえずBluetoothの設定を済ませて聞き慣れた音楽を聴いた瞬間、
あれ?音質悪い…というより低音強すぎじゃない?
と感じました。
私はMDR-1000XとWH-1000XM3を使っていた経験があるのですが、そこからのイメージだとこのヘッドホンも低音から高音まで全てフラットで全体的にフラットな音を想像していました。
初めて聴いた時は低音の主張具合に驚いてしまって、あれなんか違うなぁと感じた訳です。
他の方のレビューを眺めたところ、同じ意見を持っていた方もいたので少なからずそう感じる人もいるんだなと思いました。
だからと言ってそのまま聴くしかないのか?と言われるとそんなことはなく、専用アプリを使ってイコライザーで自分好みに調節したところ、私のイメージしたSONYらしいクセのないクリアな音質に化てくれて大満足。
私は低音がドンドンなるのがあまり好きではないので、イコライザーを下の画像のように調整して聴いています。
iPhoneのBluetooth接続で聴いても満足のいく高音質
そのうちオーディオ環境も整えてみたい気持ちもあるのですが、今のところiPhoneとワイヤレス接続してApple Musicをメインで使って音楽を聴いています。
コーデックがAACなのでLDACなどと比べると音質は劣ってしまうかもしれませんが、イコライザーを自分好みに設定したこともあり、今では不快感なく音楽を楽しむことができています。
個人的にはやっぱりノイキャンワイヤレスヘッドホンにはとにかく手軽さを求めているので、iPhoneのワイヤレス接続でも音質に満足がいっているのはかなりよかった点でした。
ちなみにですが有線接続用のケーブルも付属しているので、たまにMacBook Airに有線接続して使うこともあります。
その場合だとやはりワイヤレス接続よりも音の厚みが増すというかワイヤレスでは聴こえなかった音が聞こえて迫力が出るので、デスクでひたすら作業する時は有線接続でガッツリ音楽聴くことも多いです。
WH-1000XM5のデメリット・イマイチな点
ここからSONY「WH-1000XM5」のデメリットとイマイチな点を2つ紹介していきます。
デフォルト設定のままだと低音が強調されていて、全体の印象が重い
メリットの時に上げたのがこれ。
第一印象低音の主張が強く、高音域が負けて印象が弱く聴こえました。
一瞬音質が悪いとも思ってしまいましたが、一つ一つの音は繊細なので単純に低音がやや強い味付けだったようです。
音には人それぞれ好みがあるので、逆にこれが良いという方もいると思うのですが音楽全体がこもったように聴こえてイマイチでした。
これ自体はHeadphones Connectのイコライザーで低音を抑えてその他を上げてあげれば解消するので、高音域を楽しみたい方は購入後すぐに設定してしまって良いと思います。
本体を折りたたむことができない。
続いてのデメリット・イマイチな点はこれ。
本モデルは本体を折りたたむことができません。
なので困ることといえば持ち運び。
一応持ち運び用のキャリングケースもついているのですが、ケースに入れるとかなりのスペースを取られます。
外出時は素直にヘッドホンを首から下げてしまった方が良いと思うのですが、お店に入る時などヘッドホンをしまいたい場面を多くありますし、そうなると外出時はやはりケースに入れてバッグにしまうのがベスト。
ただし大きめのバックパックやトートバックを持っていたとしても、バッグの中の容量の大半を食われるので普段から荷物が多い人だと大変です。
折りたたみをなくしたことで見た目は良いデザインになっていますが、利便性を考えると結構痛いデメリットかなぁと思いました。
ちなみにですが、キャリーケースの中にはヘッドホン意外にケーブルを収納できるくらい小さなポケットがついております。
「WH−1000XM5」レビューまとめ
ということで、本記事ではSONYの「WH-1000XM5」をレビューしました。
使用直後は低音強めの音で想像と異なったことに驚きましたが、イコライザーを調整して今では無事クリアな高音質を楽しむことができて満足しています。
音楽を聴き終わって無造作にデスクに置いた時に目に入るシックでかっこいいデザインも所有欲を満たしてくれて最高。
持ち運びが少し大変なのがデメリットではありますが、総じて選んでよかったヘッドホンでした。
最後にもう一度、個人的評価はこんな感じです。
- 高級感の漂うデザインにフルモデルチェンジ
- 全体的にフラットでクセのない綺麗な音質
- iPhoneのApple Musicで聴いても十分満足できる音質
- デフォルト設定のままだと低音が強調されていて、全体の印象が重い
- 本体の折り畳みができない
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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